2009年10月08日
1998年
昨日、葡萄を求めて知人宅を訪問した。すると「葡萄は台風が来るから切れるだけ切って出荷した。」とのこと。なるほど果樹農家は一吹きのダメージが大きいから、天候には敏感なんだと妙に感心した。不謹慎な話だが、私が幼少の頃。台風が来ると聞くと何故かワクワクしたことを思い出した。多分、身近に台風の具体的被害を経験したことがなかったのではと今はそんな心情を懐かしくも思う。そのワクワク感がいつの頃、どんな切欠で消滅してしまったのかは今は知るすべもない。ただ、台風の風と雨に明確な恐怖感を覚えたのは1998年に秋田県で行われたボーイスカウトの日本ジャンボリーに山梨県の派遣隊長として参加したときだ。会場は秋田県北部の森吉山麓高原、そこを台風が直撃した。フライシートやテントは風に煽られ山梨県から参加した約150人の小学校高学年から中学生までの安全の確保を最優先にしなければならなかったが、テントや装備品をさらわれない様に必至で声を掛けた。その時、混乱の中で頭を過ぎったのはスカウト達を出発した時の姿で親元に帰すことだった。心は震えていたが自らに「冷静に。」と「始まりがあれば終わりがある。」と言い聞かせながら一夜を過ごした。結果は1人もかすり傷ひとつ負わせることなく終わったが。約十年前の出来事だが、台風の風と雨が過ぎた記憶を蘇へさせる。
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